学生時代の代表的なトラブルのひとつに、「友達が貸したお金を返してくれない」というものがあります。少額であっても、すみやかに返済してほしいものです。信頼を裏切られた場合、どのようにして解決すればよいのでしょうか?
こちらの記事では、高校生や大学生または社会人の方向けに「友達がお金を返してくれない」ときの対処法や返済を促す言い方を個人的な体験談を含めて詳しくご紹介します。友達にお金を返してもらえない、しつこく返してというのも気が引ける方はぜひご覧ください。
物やお金の貸し借りをしてはいけない!
かつては、教育の一環として大人から「友達だからといって、物やお金の貸し借りをしてはいけない、保証人を頼まれても断れ」と口酸っぱくいわれたものです。あなたは、そのように育てられはしなかったのでしょうか。
友達にお金を貸してといわれて、差し出したあなたはとても良い人なのだと思います。しかし、これからは”友達だから”というだけでお金の貸し借りをしてはいけません。
私の学生時代の話ですが、ひとり暮らしの友達にコートを貸して戻ってこなかった経験があります。その子は元から友達間のトラブルが多かった子。しかし、私はその子といて楽しい想い出もたくさんあったので、水に流してしまいました。
お金を返してくれない友達の特徴や心理
貸してもらった立場のくせに、お金を返してくれない友達は何を考えているのでしょうか。個人的な体験談も含めて、お金を返してくれない友達の特徴や心理に迫ってみましょう。
常識を学び取る力が弱い
お金を返してくれない友達の特徴や心理は、「常識を学び取る力が弱い」です。こういったお友達は、たいてい家庭でもろくに教育されていないお子さんだと思われます。要は遺伝で、お友達の親もそのような人であるというわけです。
きちんとした家庭で育った子供は、友だちにお金を借りるようなことはしません。昼食代を忘れたなど、どうしようもなく借りた場合でも、翌日には自ら「昨日はごめんね、貸してくれてありがとう」とすみやかに返済してくれるはずです。
がめつい…最初から返す気がない友達も
お金を返してくれない友達の特徴や心理は、お金にがめついことです。何なら、最初から返す気がない友達もいます。幼い時からケチだったり、友だちに対してちょっとくらいお金くれてもいいでしょと思っていたりします。
他人からお金を貸してもらうことの罪悪感がないのでしょう。だから平気でお金を借りるし、しつこくいってもなかなか返してくれないというわけです。なんなら、「お金返してって言われてて、本当にしつこい」と陰口を叩いている可能性もあります。
あなたを下に見ている
申し上げづらいのですが、お金を貸してといわれるあなたは友達から舐められています。「この人は何を言っても大丈夫」、極論では「悪く思われたってどうでもいい」そんなふうに思われているからこそ、相手はお金を貸してと言ってくるわけです。
自分より強い人や怖い人に「お金を貸して」という人はなかなかいないでしょう。あなたは友達のためを思ってお金を貸してあげたのだと思いますが、相手はあなたを友達だと思っていないから言ってくると考えるのが妥当ではないでしょうか。
お金を返してくれない友達への対処法!言い方も
ここからは、返済を促す言い方も含めて、お金を返してくれない友達への対処法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
少額ならあきらめる
お金を返してくれない友達への対処法は、1,000円以内の少額ならあきらめることです。かわいそうな人に恵んであげたと思ってあきらめましょう。そして、その友達にはもう2度とお金や物を貸さないと誓ってください。
お金を返してくれない友達は、あなたに「お金を借りたけど、返さなくて済んだ」という成功体験をたくさん積み重ねている可能性があります。あなたがあきらめれば、その友達は他の友達にも被害を拡大させていくでしょう。
そのうち、お金を返してくれない友達は周囲の信頼を失って自滅するはずです、「あの人、お金返してくれないよね」って。あなたは、その審判の日を首を長くして待っておきましょう。
大金を貸したのならあなたにも問題アリ
友達に貸したお金が1万円前後になってくるようなら、手渡してしまったあなたにも問題があります。そもそも、友達だからといって大金を貸してしまうのは、うかつな行動だと反省しなければなりません。
友達にお金を貸すとしても、お昼ご飯代や通学定期を忘れて交通費がないケースぐらいに限られているでしょう。普通の学生の感覚では、500円を超えて1万円前後の金額となってくると普通は貸さないし、貸せないものです。
とくに高校生の場合、学校内では校則で1円でもお金の貸し借りは禁止されているはずです。学校へ大金を持っていっているなら、そういった狙われやすくなる軽率さも自分自身で改善していく必要があるでしょう。
言い方は期限を決めて伝える
お金を返してくれない友達への返済を促す言い方は、「返済期限を明日までと決めて伝える」ことです。いつでもいいから返して、1週間以内に返してなど返済期限に甘さを見せると、相手は絶対に持っては来ません。
お金を平気で借りて返さない友達は、「ずるずると返さなかったら、お金のこと忘れてくれるだろう…」「放置しておけば、どうにかなる」なんて、のん気に思っている可能性が高いです。
お金を返してくれない被害に遭った人がやるべきこと
あなたが友達にお金を貸したのは、心からの善意だったと思います。あなたは悪くない。しかし、世の中は性善説で成り立っているわけではないことを理解する必要があるでしょう。お金を返してくれない被害に遭ったあなたが今後やるべきことをご紹介します。
お金や物の貸し借りはしない
友達がお金を返してくれない。それは相手に問題があることは確かですが、あなたがお金や物の貸し借りを安易にしてしまうからです。今後は、お金や物の貸し借りはしないように自分を戒めていきましょう。
もしお金を貸してといわれた場合、親から禁止されていると言ってみてください。もし、とても仲良しな友達でお金を貸してほしい理由がランチ代を忘れたというなら、返ってこないことを前提に快く貸してあげるか、あなたのお昼を分けてあげればよいです。
食堂で大盛りのカレーでも頼んで半分こしてみてはどうでしょうか?定期を忘れたなら、交通費として貸すけど明日返してねと笑顔でひと言付け加えておきましょう。高校生なら、校則に従う必要があるので、どうするべきか先生に相談しにいくのが先決です。
大金を持ち歩かない
友達があなたにお金を貸してといってくるのは、あなたがお金を多めに持ち歩いているのを知っているからではないでしょうか。もしくは、高級ブランド品などリッチなものを身に着けすぎてはいないでしょうか。
お金を返してくれない友達は、もはや友達とはいえないのですが、そういった友達に狙われづらくする警戒心をあなたが持ち合わせていないことも今後の反省点です。常日頃から、軽率な行動を避け、悪い考えを持った人にターゲットにされないようにしていきましょう。
友達がお金を返してくれない…誰もが通る道
高校生や大学生、社会人の方向けに「友達がお金を返してくれない」ときの対処法や返済を促す言い方をご紹介しました。この記事を参考にそのような友達との付き合いは見直しつつ、これからはお金や物の貸し借りをしないように気を付けていきましょう。
あなたが今回の出来事を成長の糧にできれば、今後はもっと素敵な友達に恵まれるようになるはずです。