友達に依存してしまうのをやめたいと悩んでいる人もいれば、1人の友達に依存されて困っているという人もいるでしょう。学生時代はもちろん、社会人になってからも、どちらも悩ましいことだと思います。
この記事では、友達に依存する人の特徴を踏まえて、そういった人との上手な付き合い方、そして1人の友達に依存することから抜け出し強くなれる方法を詳しくご紹介します。どの立場に悩んでいる人も、お互いに良好な関係になれるよう善処していきましょう。
友達に依存する人の特徴
友達に依存する人には悩ましい背景があります。依存されている人からすれば嫌かもしれませんが、少しだけでよいので、友達に依存する人の心理に寄り添ってあげてもらえると嬉しく思います。
他人から好かれにくい
友達に依存する人の特徴は、「他人から好かれにくい」ことです。その人が嫌なことをするから好かれないのではありません。いい人ではあるものの、どちらかというと一緒にいても楽しいと思われにくい人ではないかと思います。
そして、本人も自分が他人から好かれにくいことを自覚しています。でも、その人なりに努力しても結局は好かれないのです。だから、友達に依存することでひとりぼっちになることを防いでいる側面があります。
少なからずいじめられた経験がある
友達に依存する人の特徴は、「少なからずいじめられた経験がある」ことです。いじめられた原因はその人にあるというよりも、相手側に非があることがほとんど。性格的に大人しいため、ターゲットにされてしまいやすいのです。
友達という味方がいれば、いじめをするような連中に目をつけられにくくなります。怖いし悲しいから二度といじめられたくない。そんなトラウマから、友達にべったりな学生生活を送ってしまいます。
主体性に欠ける
自分の意志で行動するのが苦手なことも、友達に依存する人の特徴です。どこに遊びに行くのか、選ぶ部活も、どこの高校を受けるのかも友達次第。自分で考えるのがめんどくさいわけではありません。
これといったやりたいこともないため、どうしたらよいのか、本人からすると本当にわからないのです。そのため、依存する人が誘ってくれるのを待ったり、依存する人が進む道を選んだりしてしまいます。
人の好き嫌いが激しい
友達に依存する人の特徴は、「人の好き嫌いが激しい」ことです。あの人は嫌い、この人も嫌いと人間関係において潔癖になりがちなので、一緒にいたいと思える友達が少なく、結果的に1人の友達に依存するかたちになってしまう側面もあります。
気が弱く、繊細な性格が影響しているのでしょう。そのため、依存される側の友達には、誰とでも分け隔てなく付き合えたり、頭が良かったり、あれこれと気にしないタイプの子が自然と多くなります。
いまいち頑張り切れない
「いまいち頑張り切れない」ことも、友達に依存する人の特徴です。他人に依存する人は自分のことを頑張っていないわけではないのですが、やはりどこか他力本願になってしまう部分があることは否めないでしょう。
どちらかというと集中力が欠けており、必死になることがあまりないため、スポーツ面や学力面においても、周囲から置いてけぼりにされてしまいがちとなります。
1人の友達に依存するのをやめる方法
この項では、友達に依存してしまう人、そしてその依存から抜け出したい人のために向けて、「1人の友達に依存するのをやめる方法」を詳しくご紹介します。
良くしてくれる人にも感謝をしよう
1人の友達に依存するのをやめる方法は、周囲にいる良くしてくれる人にも感謝をすることです。例えば、あなたとあなたが依存している友達、その他2人も入れた4人グループでいつも行動しているとしましょう。
きっと、その他2人のことはそれほど好きではなく、依存している友達に関わってしまいがちだと思います。自分と一緒にいて楽しくなさそうな人を好きになる人はいないので、あなたから感謝を持って接することで少しずつ友達の輪が広がっていくでしょう。
勉強は頑張ろう
スポーツは生まれ持った運動神経が左右しますが、学力は努力次第でそれなりに伸びていくものです。そのため、勉強を頑張ることが1人の友達に依存するのをやめる方法ともなり得ます。
誰でも同じぐらいの能力の人同士で切磋琢磨する人間関係を構築したいと思っているものです。いまいち頑張り切れないことも他人から好かれない原因なので、勉強を頑張ることで他人から魅力的に思われるようになるでしょう。
将来の不安と向き合ってみよう
1人の友達に依存するのをやめる方法は、将来の不安と向き合ってみることです。これから大学受験をしたり、就職活動をしたりすると思います。進路は人それぞれなので、いつまでも同じ友達に依存し続けることは不可能です。
すでに社会人である人は、資格試験などでスキルアップする、婚活してみるなどしてみましょう。自分は何をしたいのか、どうなっていきたいのか、将来と向き合うことで不安は少しずつ減っていくはずです。
友達に依存する人との上手な付き合い方
この項では、友達に依存されて困っている人、そしてほどよい距離を置きたいと思っている人に向けて、「友達に依存する人との上手な付き合い方」を詳しくご紹介します。
期間限定と思って割り切る
正直なところ、あまり好きでもない友達に依存されると、とてもしんどいと思います。しかし、あなたが依存してくる人を見限ってしまったら、その子はひとりぼっちになるかもしれないし、逆にあなたがいじめたみたいにもなってしまう危険性があります。
そのため、依存してくる友達とは期間限定と思って割り切って一緒に過ごすことが上手な付き合い方です。たぶん、依存される側の人は頑張り屋さんが多いため、大学進学や就職など、この先の進路が相手とかぶることもきっとないはずです。
遊ぶときは複数人で遊ぶようにする
友達に依存する人との上手な付き合い方は、遊ぶときは複数人で遊ぶようにすることです。1対1にならないことで、依存される負担をみんなで分け合うことが可能です。
依存してくる友達が1対1で遊びたがったら、みんなでワイワイするのが好きだから他の人も誘ってみようと誘導してみましょう。あなたの心の負担が減るとともに、依存しがちな友達も視野が広がるため、良い意味でとてもおすすめです。
友達に依存する人もされる人も成長できる
友達に依存される人はもちろん、依存する人も実は自分自身のことでとても苦しんでいるのです。だからこそ、この記事の対処法を参考にそれぞれが良好な友達関係を続けていけるように善処してみてください。
大人になるとわかるのですが、友達関係はずっと継続されるものではなく、期間限定のような関係性となります。そして、お互いが成長も遂げるので、何年かして再会したら、あの時は悩んだけれど対等で新たな友達関係を築けるようになるケースも多々ありますよ。