友達関係がうまくいかないと悩む中学生、高校生、大学生のすべての世代における男子と女子に向けて、うまくいかない理由が何なのか、対処法までを詳しくご紹介いたします。友達関係がうまくいかない、人間関係に疲れた人はぜひこちらの記事をご参考ください。
友達関係がうまくいかない!中学生男子・女子
中学生の男子・女子で友達関係がうまくいかないと悩んでいる人はこちらをチェックしていきましょう。中学生の友達関係は部活動、楽しさ、学力、性格、志望校など様々な要素が影響します。
友達関係の基本は部活動
中学時代の友達関係の基本は、同じ部活動に所属しているかどうかで大半が決まります。クラス替えも、部活動ごとに人数を均等に振り分けるかたちとなります。
そのため、帰宅部の中学生だと他の生徒との共通点が少なくなるため、友達関係がうまくいかないと悩みがちになってしまうことも。
部活動は共通の目標に向かって努力する過程で、仲間意識やチームワークが生まれ、友情が深まることが多いです。このため、部活に入るかどうかは、中学生の友達関係を大きく左右する要因のひとつとなります。
一緒にいて楽しいかどうかも基準
友達関係を築くうえで、「一緒にいて楽しい」「面白い」と感じるかどうかは重要な基準です。具体的には、笑いのセンスが合う、趣味が共通しているなど、相手との情緒的なつながりが友達を選ぶ際の大きなポイントとなります。
中学生は男子も女子もまだまだ子供。気楽に過ごせる友達を重宝し、そうした関係が長続きする傾向にあります。
学力が低すぎると弾かれる
残念ながら、学力が極端に低い場合、友達から敬遠されるケースがあります。中間テストや期末テストの点数は何かの拍子に見えてしまいやすいので、「あの子、頭悪い」「やばい」などと敬遠される原因になってしまうのです。
日頃から提出物を出さない、授業中に寝てしまう、ささいなことで欠席してしまうなどの学習態度も友達関係がうまくいかない悩みに拍車をかけてしまうでしょう。
わがまま、素行不良は嫌がられる
わがままや素行不良は、他の生徒はもちろんのこと、教師からも嫌われる要因となります。とくに中学生の間では、「良い子」と見られることが友達をつくる上で有利に働く傾向にあります。
個人的な経験談ですが、我が子の中学校では席替えの時に班長を決めて、問題のある子を負担がないよう各班にに均等に振り分けるための話し合いが毎回持たれている有様です。
志望する高校で友達がコロコロと変わることも
中学3年生になると、高校受験の志望校によっては友達関係が変動しがちです。ここで極端に学力が低い生徒は、「高校に行けない」とみなされるので、ますます敬遠される傾向が出てきてしまいます。
また、中学3年の後半に入り、実際の志望校が確定すると、それに伴ってさらに友達関係がコロコロと変わることも。ただし、進学先が同じであることで再び新しい友達を見つけやすくなるチャンスでもあります。
友達関係がうまくいかない!高校生男子・女子
高校生の男子・女子で友達関係がうまくいかないと悩んでいる人はこちらをチェックしていきましょう。高校生の友達関係は部活動の影響が強く、学力や性格、性別バランスによって大きく変わります。
友達関係の軸はやはり部活動
高校では中学校と同じで、部活動が同じかどうかが友達関係の軸となります。運動部なら試合や大会、文化部なら学校のイベントやコンテストなどの目的に向かって行動していくので、より仲間意識が強まっていきます。
クラス替えも、部活動の人数を均等に振り分けていく傾向にあります。よほど人数の少ない部活動でなければ、最低でもひとりは同じ部の生徒と一緒のクラスになれるでしょう。部活動に入らない高校生は、友達関係に悩む可能性が高くなります。
義務教育でない!勉強しないと弾かれる
中学校と違って、高校は義務教育ではありません。そのため、学業に対する姿勢が友達関係にも影響を与えてしまいます。成績不良の場合、留年の危機もあります。そのような子とつるんでいて本当に留年してしまった場合、自分がぼっちになってしまう恐れも。
そのため、勉強しない子は友達関係がうまくいかなくなり、悩みやすくなってしまうのです。とくに進学校では予習していくことが必須!勉強についていけない生徒は、あっという間に孤立して不登校になってしまうことも少なくはありません。
みんなドライになっていく
高校生になると、中学生の頃に比べて人間関係がよりドライになっていきます。これはひとりひとりが将来や進学のことを考えるようになるためです。
友達との関係も、お互いにメリットがあるかどうか、目指す方向に向かって一緒に走れる同士になるのかどうかを意識するようになります。
同じ学力同士でもつるむ傾向に
学力が同レベルの学生同士でグループを作る傾向が高校では顕著です。これは自身の勉強に対する熱意や家庭での教育水準が似ていることから、自然とコミュニケーションが取りやすくなるためです。
学力や進路に差があると、学校生活での話題や活動内容にズレが生じやすくなります。学力が同程度で気の合うもの同士は、進路が共通し余計に盛り上がりを増すでしょう。蚊帳の外のようになると友達関係がうまくいかなくなり、孤立してしまうこともあります。
高校によっては性別が偏ることも
友達関係がうまくいかないのは、進学した高校の男女比率も影響します。偏差値の低い高校は女子より男子の比率が高いことが多いです。共学の場合は、ひとクラスあたりの女子の人数が極端に少なくなることも。
クラス替えなどを機に馴染めず、不登校からの中途退学につながってしまうケースも実際に見たことがあります。
友達関係がうまくいかない!大学生男子・女子
大学生の男子・女子で友達関係がうまくいかないと悩んでいる人はこちらをチェック!大学生の友達関係は、気の合う友達、学部の選択、恋人の優先度など、多様な要因が絡み合う複雑なものです。
気が合うかどうかを重視
大学では中学や高校に比べて人間関係を選ぶ基準が変化し、気が合うかどうかが最も重要視されます。穏やかに楽しく過ごせるか、笑い合えて相談事ができる心強い関係でいられるかを求める世代となってくるのです。
趣味や価値観が合い、共感しやすい友達との関係は深まりやすく、互いに刺激を与え合える健全な関係が築かれやすいです。
学部や授業の選択にも影響される
大学においては学部や授業の選択が友達関係に大きな影響を与えます。同じ学部やクラスの学生とは頻繁に接する機会があるので、交流が深まりやすいです。
また、興味のある授業を選ぶことで、同じ興味を持つ友人と出会いやすくなります。
恋人優先になると友達関係は薄くなる
大学生活が始まると、人によっては恋愛も大きな部分を占めるようになるでしょう。恋人ができると、どうしても時間を多く割くようになり、それまでの友達との繋がりが薄れることがあります。
なかには恋人がいるだけで、同性からの妬みや嫉みを集めてしまうことも。感情がより複雑化していくため、勉強はもちろん、恋愛と友人関係、さらにはアルバイトの両立が大学生にとっての一大課題です。
バイトや留年、学費未納で中退も続出
大学生になると、学費やひとり暮らしの生活費の問題で友達関係がうまくいかなくなることもあります。大学生になるとお金を使う遊びがほとんどになるので、お金がない状況の生徒は交流できる機会が少なく、孤立を深めやすくなってしまうでしょう。
また、大学の志望理由の甘さや勉強についていけなくなることで、友達関係を結ぶのが厳しくなってくることもあります。周囲との歩調を合わせることが難しくなると目立つため、友達と思っていた人が離れてしまう原因にもなりかねません。
進路によっても関係が変わる
大学生活の中でも特に大学3年生になると、就職活動が本格化します。他にも院に進む人、留学する人など、進路の選択によって、友達関係も大きく変化してくるでしょう。
同じ業界や職種を目指す友達同士で情報交換を行なうことも多く、進路が異なると疎遠になったりすることもあります。
友達関係がうまくいかない人へのアドバイス
友達関係がうまくいかない中学生、高校生、大学生は、これからご紹介するアドバイスをぜひご参考ください。現在はうまくいかなくて闇のなかを彷徨っている状態でも、努力次第であっという間に友達関係は良好になっていきますよ。
勉強はそれなりに頑張ろう
学生時代の友達関係がうまくいかない原因の多くは、学力によるものです。中程度の学力は保てるように努力を重ねていきましょう。
友達作りにおいて、勉強を頑張ることはかなり重要です。特に学校の成績が反映されるグループでは、それなりの学力を保つことがグループ内での位置づけや信頼に影響を与えます。また、勉強を通じて得られる共通の話題や目標が友情を育む場合もあります。
部活動やサークルには参加しよう
友達関係がうまくいかない中学生、高校生、大学生の多くは所属先がないということも重大要因でしょう。部活動に所属していない人は、できるだけどこかに入るようにしましょう。
部活動やサークルに参加することは、多様な背景を持つ人々と出会い、共通の興味を共有する大きなチャンス。強い友情が築かれるきっかけにもなるので、興味のあるもの、適性のありそうな部活動を探してみましょう。
わがままやルール破りは厳禁!
わがままやルールを破る行動は、周囲に対する敬意を欠いていると取られがちです。これらの行動は、中学生あたりから敬遠される要素になっていきます。中学生は子供に見えて大人への階段を着実に進んでいます。
何がおかしいかを雰囲気からでも感じ取れるほど成長しているわけです。高校生や大学生になれば、なおさら嫌がられるきっかけになってしまうでしょう。
見た目は人並みに保つ努力を
中学生になると、男子も女子も身だしなみに敏感になっていきます。清潔が保てていないと、友達が離れていく原因になってしまうでしょう。
高校生、大学生になれば、より見た目は第一印象に直結します。清潔感と程よいオシャレを心掛けることは友人関係においてプラスに働きます。
グループLINEでは様子を見てから
グループLINEなどのコミュニケーションツールは便利ですが、様子を見てから発言することが大切です。とくに新しく加わったグループでは、その文化やルールを理解するまでは控えめに振る舞うことが友達関係を円滑にしてくれるでしょう。
また、発言する際は誤解を招いて、自分が不利な立場にならないようにも気を付けていきましょう。
ひとりでもしっかり行動していれば◎
友達関係がうまくいかない。そんな状況は学生時代だけでなく、大人になってからも多々あるものです。とはいえ、グループにも属していなくても、ひとりでしっかりと行動することは自尊心を高め、また新しい友達を作るチャンスにもつながります。
精神的な自立は、周囲の人にとってとても魅力的に映るもの。「あの人、ぼっちみたいだけど素敵だから話しかけてみよう」と思われやすくなります。友達関係がうまくいかなくても、ひとりで頑張り抜く強さも必要です。
うまくいかない人間関係に疲れたあなたへ
友達関係や人間関係に疲れたらどうすればよいのでしょうか?疲れたあなたを癒すリセット方法、自己認識、特徴と対策、関係性の見直し方を詳しくご紹介していきます。
人間関係に疲れた時のリセット方法
うまくいかない人間関係に疲れたときは、その関係から一旦距離を置くことが効果的です。距離が近くなりすぎると、相手の嫌な面がクローズアップされがちに。距離を置くことで、いつかまた冷静にコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
また、趣味に没頭したり、癒し系の音楽を聞くも心のリセットにつながります。心の平和を取り戻し、ストレスから解放されるための自分なりの方法を見つけ出しましょう。
人間関係疲れチェック:自分が疲れているサイン
うまくいかない人間関係に疲れすぎたまま、自分を癒すことを忘れてしまうと体調不良になってしまうことも。眠れない、食べれない、お風呂に入る元気がない、何もやる気が起きないなどは疲れている重篤なサインです。
これらのサインが見られた場合、心身の休息が必要な可能性が高め。他人のことは後回しで、自分自身の感情や体調に注意を払い、適切な休養を取ることが大切です。
人間関係に疲れやすい人の特徴と対策
人間関係に疲れやすい人の特徴には、自己犠牲的すぎる、拒絶に敏感、他人の評価を過度に気にするなどが考えられます。これらの特性を持つ人は、他人との関わりにおいて自己を過度に押し下げがち。
対策としては、自分と相手を平等に扱う意識を持つこと、日記を付けて自分の思いを整理すること、私は私と自信を持つことが効果的です。また、睡眠を確保することもメンタルを健康的に保つための大きな対策となるでしょう。
友達との関係性…見直しのススメ
仲の良い友人関係でも、ときにはその関係性を見直す必要がある場合があります。こちらが親友と思っていても、相手はそんなふうに思っていないことがざらにあるからです。
自分自身の幸せを最優先に考え、必要であれば距離をおく勇気も大切!白か黒かの思考はよくないため、「今はちょっとだけ離れよう」とやんわりと実行を。友達とはいえ、自分自身の精神衛生を害するようならば、それはもはや健全な関係とは言えません。
「友達関係がうまくいかない」は少しずつ改善できる!
中学生、高校生、大学生と異なる年代別に応じた友人関係の築き方や、それにまつわる悩みの解消方法について解説しました。この記事を参考に友達関係がうまくいかない悩みを少しずつ改善していきましょう。
大切なのは、自分をとことん大切にすること、そして相手を適度に尊重するバランスを保つことです。それが健全な人間関係を育むカギとなるでしょう。